補聴器と電磁波などの干渉について

公開日:
  

スマホや携帯電話の電磁波が心臓ペースメーカーなどの医療機器に干渉するという話を一度は耳にしたことがありませんか。 あまり知られていませんが、実は補聴器は電磁波を発する医療機器です。
今回は補聴器をご使用いただく際にお問い合わせの多い、補聴器と電磁波などを発する機器との干渉についてご紹介します。

補聴器と電磁波などの干渉について

植込み型医療機器

植込み型心臓ペースメーカー、植込み型除細動器を使用している方が補聴器を着ける場合は、植込んだ医療機器の正常な動作を阻害しない配慮が求められます。
植込み部位に対して補聴器を密着させないようご注意ください。


MRI検査

MRIの検査室内は強力な磁場が発生することから金属類の持ち込みは極めて危険です。
そのため身に着けている金属物等は検査前に外す必要があります。 補聴器を着けてMRI検査室内に入ると補聴器の金属部が熱くなって火傷する恐れや、磁気により補聴器がMRI装置に吸着されたり、故障する可能性がありますので、MRI 検査を行う場合は、補聴器を検査室に持ち込まないでください。


CT、マイクロ波治療器

CTなど X線を使用する診断、放射線による治療等、治療や検査の種類により補聴器に悪影響を与える場合がありますので、補聴器を外すかどうか医師に確認してください。


無線LANやBluetooth

ワイヤレス対応の補聴器は2.4GHz帯の周波数を使用します。この周波数帯はBluetooth対応のイヤホンや無線LAN等さまざまな機器に使用されています。場合によっては他の機器の影響によって通信距離が短くなったり、通信が切断したりします。
補聴器の使用に支障がある場合は、お使いのBluetooth機器、無線LAN機器のいずれかの使用を中止してください。


家電

電子レンジ、IHクッキングヒーター等の電磁波を発する家電の近くで補聴器を利用すると、まれに補聴器から異音が発生する場合があります。

いかがでしたか?
補聴器をご使用いただく際にお問い合わせの多い、補聴器と干渉の可能性があるケースを色々ご紹介いたしました。
電磁波などの干渉をご理解の上で、補聴器をご活用ください。

この記事を書いた人

myRIONET 編集部

  • Instagram
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook

プロフィール

音のある豊かな暮らしに役立つ情報や新製品・キャンペーンなど、リオネット補聴器にまつわるさまざまな情報をお届けします。

 

このコラムは、公開日現在の内容となります。ご覧いただいた時点の最新情報とは異なることがありますので、あらかじめご了承ください。

 

この記事をみんなに伝えよう