補聴器を拾った場合の対処方法
難聴の方にとって補聴器は、コミュニケーションを助けるだけでなく、車や自転車などの接近に気づけるよう危険を未然に防ぐ役割も持っており、生活する上でなくてはならないものです。また、補聴器には高額なものもあり、気軽に買い替えることもできません。
補聴器ユーザーの方にとって、とても大切な補聴器。もし、補聴器を拾った場合、どうすればよいのでしょうか?
そこで今回は、補聴器を拾った場合の対処方法をご紹介いたします。
補聴器を拾ったら警察に
補聴器メーカーは個々の補聴器の出荷先(補聴器販売店など)を製造番号で管理※し、同様に補聴器販売店も誰に販売したかを製造番号で管理※しています。
そして、この製造番号は補聴器本体にも印字されており、補聴器のメーカー名と製造番号がわかれば、補聴器メーカーから補聴器販売店を通じてその補聴器の持ち主を見つけることが可能です。
これを利用したのが、警察庁と日本補聴器販売店協会、日本補聴器工業会が連携して運用されている補聴器の落とし物を持ち主に届ける取り組みです。
もし、補聴器を拾ったら、最寄りの警察署または交番等にお届けください。
補聴器の落とし物を持ち主に届ける取り組みの流れ
- 補聴器を拾ったら、警察署または交番等に届ける
- 警察が補聴器メーカーに問い合わせ、製造番号をもとに補聴器販売店を確認
- 警察または補聴器メーカーから補聴器販売店へ連絡
- 補聴器販売店から補聴器の持ち主へ連絡
補聴器ってどんなもの?
いざ「補聴器を拾ったら警察に届けよう!」と思っていても、そもそも補聴器をよく知らない。という方もいるのではないでしょうか?
補聴器にはいろいろな形状がありますが、大きく分けると、耳あな型、耳かけ型、ポケット型の3種類になります。
また、最近ではワイヤレスイヤホンと見分けがつかないようなオシャレな補聴器もあります。
拾ったものが補聴器か判断ができない場合でも、警察署または交番等に届けることが大切です。
今回は補聴器を拾った場合の対処方法についてご紹介しました。
補聴器の落とし物を持ち主に届ける取り組みが整備され、持ち主のもとに届く可能性が高くなっています。
補聴器を拾った時には、最寄りの警察署または交番等に届けましょう。
そして、もし補聴器を外出先で失くしてしまった場合は、まず、警察に遺失物届けの届出をしてください。
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