補聴器は両耳に着けた方が良い?

公開日:
更新日:

補聴器の購入を検討されている方の中には片耳に着けるか両耳に着けるか、お悩みの方がいるのではないでしょうか。 一般的には左右ともに聴力の低下がある場合、補聴器は両耳に着けるのがおすすめです。
そこで今回は、補聴器を両耳に着けるメリット、デメリットについてご紹介いたします。

補聴器を両耳に着ける5つのメリット

  • 雑音下でも聞きとりやすい
  • 両耳に補聴器を着けることで、音の情報をより多く集めることができます。左右の耳で聞こえを補い合うので、雑音下でも音や言葉が聞きとりやすくなります。

  • 音の方向がわかりやすい
  • 後ろから近づいてくる車や、自転車のベルなどの音がどこで鳴っているのか、音の方向や距離を把握しやすくなり、危険回避につながります。

  • より豊かに聞こえて楽しめる
  • 音楽を聞く際、イヤホンを両耳に着けた方が立体感を得られます。同様に、補聴器も両耳に着けることで音の広がりや奥行きが増し、立体感のある豊かな聞こえとなりより楽しめます。

  • 聞きやすい範囲が広がる
  • 片耳のみに補聴器を着けた時と比べ、聞こえの範囲がより広がり、左右それぞれの音をバランス良く聞くことができます。また、補聴器を両耳に着けることで左右どちらからの問いかけにも反応しやすくなるため、コミュニケーションがスムーズになります。

  • 耳への負担を軽減できる
  • 両耳に補聴器を着けることで、音量感が得られます。片耳のみに補聴器を着けた時と比べて補聴器の音量を小さめに設定できることから、耳への負担やストレスも軽減できます。


上記のメリットにより 補聴器を両耳に着けた方が複数人での会話や音楽鑑賞、騒がしい場所など様々な場面において効果や満足度の向上が期待できます。
また、補聴器に関する大規模な実態調査を行っているジャパントラック2022にも、「両耳装用は片耳装用より満足度が高い。」との報告があります。

引用:Japan Track 2022

補聴器を両耳に着ける2つのデメリット

  • 慣れるまで閉塞感をおぼえることがある
  • 補聴器を両耳に着けると、人によっては慣れるまで閉塞感をおぼえたり、耳の中が蒸れたりすることがあります。この場合、 補聴器や耳せんに空気の通り道となる穴(ベント)をあけることで、閉塞感等を軽減できます。

  • コストが増える
  • 両耳に補聴器を購入すると、片耳で補聴器を購入する場合よりもコストがかかります。
    補聴器販売店によっては、“両耳価格*”を設けていることが多く、 両耳購入すると補聴器の1台あたりの価格がお得になります。
    *機種によって異なります

いかがでしたか?
今回は補聴器を両耳に着けるメリット、デメリットをご紹介いたしました。
両目の視力が悪くなったら両目にメガネをかけるように、両耳の聴力が低下したら両耳に補聴器を着けることで、ご自身の聞こえの力を最大限に活かす*ことができます。興味のある方はぜひ試してみてくださいね。また、価格や閉塞感等不安な点があれば、遠慮なく補聴器販売店へご相談ください。一人ひとりの状況に合わせてご対応いたします。

*「左右の聴力差が大きい」等の様々な条件により、上記でご紹介した両耳装用のメリットが得られない場合もあります。

この記事を書いた人

myRIONET 編集部

  • Instagram
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook

プロフィール

音のある豊かな暮らしに役立つ情報や新製品・キャンペーンなど、リオネット補聴器にまつわるさまざまな情報をお届けします。

 

このコラムは、公開日現在の内容となります。ご覧いただいた時点の最新情報とは異なることがありますので、あらかじめご了承ください。

 

この記事をみんなに伝えよう